2018年5月31日木曜日

【生きがいに没頭しても明るく生きられない原因とは?】(仏教を現代へ)

こんばんは。長南です。

先日KADOKAWAから出版した
『不安が消えるたったひとつの方法』
https://www.amazon.co.jp/dp/4046021470/
はもうお読み頂けましたでしょうか?

まだの方はぜひ読んでみてください。


さて今回は、生きがいについてです。

あなたの生きがいは何ですか?

生きがいというのは、
それをやっていると、
それだけで
楽しいと感じるものです。

夢中になれる趣味だったり、
時間を忘れて没頭できることですね。

人それぞれ価値観が違うので
具体的に何かは人によって違います。

仕事が生きがいなら
それにこしたことはないですが、
それ以外にも、
スポーツとか、
絵を描くこととか、
釣りとか、
映画を観たり、
ゲームをやったり、
晩酌や
お風呂が生きがいの人もいます。

こんな生きがいによって
みんな明るく楽しい人生を送ろうとするのですが、
それはなぜでしょうか?

生きがいによって明るい人生にしようとする、
そこに、多くの人が気づいていない
問題があります。

それは、生きがいがないと、
人生は明るくもなければ、
楽しくもない、ということです。

たとえばピカソは、
絵筆を置くと急に不機嫌になった
といわれます。

自分の好きな絵を、キャンバスに向かって
情熱的に描いているときには、
時間を忘れて没頭しているのですが、
永遠に描き続けることはできません。

食事をしたり、掃除や洗濯、
生きがい以外の日常生活の時間が必要です。
「めんどうだなー、エイッ」
とイライラしてくるのです。


私は中学生のとき、テニス部だったのですが、
部活で誰かと打ち合いをしているときは、
すごく楽しいですね。
ボールに集中しているので、
他のことは全部忘れてスカッとさわやかです。

ところが部活がおわると、
「そういえば中間試験の勉強しないといけなかったよなー」
とか、嫌なことが思い出されてきて、
「あーあ」
つまらない日常に逆戻りです。

昔の中国でもあります。
漢の武帝は、
「歓楽尽きて哀情多し」
と言っています。

皇帝なので、政治家で、
盛大なパーティーを開いていたと思いますが、
宴が終わってみんな帰ってしまうと、
とたんに寂しい気持ちが起きてきます。

打ち込んでいた生きがいが楽しければ楽しいほど、
それが終わったときは寂しく虚しくなります。
もともとの心は暗くてつまらないのです。

フランスの哲学者バスカルは、
「人間から気晴らしを除いたら不安と倦怠のみである」
といっています。

「不安」というのは心が暗いということで、
「倦怠」というのはつまらないということです。

それを明るく楽しくするために、
色々な生きがいに打ち込むのですが、
生きがいの明るさや楽しさは一時的で、
またすぐに元に戻ってしまいます。

それはあたかも夜空に花火を
打ち上げたようなもので、
一時的には明るくなりますが、
すぐにまた暗くなってしまうのです。

花火大会になると、たくさんの花火を
連続的に打ち上げて、その間、夜空は明るくなりますが、
花火大会が終わって帰途につくと、
あたりは静まりかえって漆黒の闇が広がります。

このように、生きがいでは一時的にしか
明るくならない原因は、
もともとの心が暗いからなのです。

生きがいに没頭して心を明るくしようとしても
原理的に無理なのです。

ところが、考え方を変えて、
心に太陽が出て、昼のように明るくなれば、
生きがいが無くても明るく、あっても明るい、
明るく楽しい人生になります。

そんな心の夜を昼にしてしまう方法が
あるのかというと、
それは仏教には教えられています。

もうそんなこと知ってるよ、という人も、
ぜひ明るく楽しい人生になるところまで
仏教をお聞き下さい。

ちなみに
『不安が消えるたったひとつの方法』
https://www.amazon.co.jp/dp/4046021470/
にもその方法が簡潔にまとめてありますので、
大好評です。
まだの方はぜひ読んでみて下さい。

それではお体くれぐれも大切になさって下さいませ。


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発行:長南瑞生(中村僚)
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