2018年2月28日水曜日

【お金や技術を生かす】(仏教を現代へ)

こんばんは。長南です。

これまで何回か、経済が発展しても、科学が進歩しても、
今の現代文明の進んでいる方向に
本当の幸せはないことを見てきました。

ではどうすれば本当の幸せになれるのでしょうか?

今回は「お金や技術を生かす」です。

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2月28日 410号
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■お金や技術を生かす
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お金やもの、情報にあふれた現代ですが、
不安はなくならず、何となく満たされない、
むなしいという人がたくさんあります。

一体どうすれば、本当の安心と満足がえられるのか
その重要ポイントがわかる
徳川家康の有名なエピソードがあります。


あるとき家康が、
本多忠勝、大久保忠勝などの、
戦で大活躍だった家臣たちを集めて
手柄話をさせていました。

ところがしばらくすると、家康は急に
「この世で一番美味しいものは何だろうか?」
というところへ話題を持っていきます。

「そりゃー、味噌煮込みうどんじゃないでしょうか?」
「いやいや味噌煮込みうどんを出すくらいなら、味噌カツでしょう」
「ういろうなんか美味しいので全国的に有名です」

家臣たちは色々意見を言い合いますが、
家康は納得しません。

「それじゃ、きしめんなどいかがでしょうか?」
「やはり名古屋コーチンでつくった親子丼は絶品です」
「ひょっとしてひつまぶしでは!?」

家康が愛知県出身であるためか、
愛知県の名産が次々と飛び出しますが、
家康は満足していない様子。

ところがちょうどそこには、
家康がかねてから賢いと評価していた
局のお梶という若い女性がニコニコしていたので
「そなたはどう思う?」
と問いかけます。

するとお梶は
「それは塩でございます」
と答えたのです。

家康は「なるほど」と感心した様子で、
「では、この世で一番まずいものは何かな?」
と重ねて尋ねます。

「それも塩でございます」
とお梶が答えると、
家康は
「さすがはお梶じゃわい」
と満足したといわれます。


なぜお梶の答えが、
家康をうならせたのかというと、
確かに、塩味がなかったら、
料理は味気なくて食べられなくなってしまいます。

おしるこなどの甘い料理にさえも塩が入っていて、
甘さを引き立たせるくらいです。

料理どころか、フルーツのスイカでも、
塩をまぶすと甘さが引き立つほどの
すごさです。


ところが逆に、塩を入れすぎたらどうでしょうか。

肉じゃがとか、ごまあえとか、何でもいいですが、
一品料理に塩が1キロくらい入っていたら、
塩分取りすぎですし、塩辛すぎて、
食べられたものではありません。

最もまずいものにもなってしまいます。


このように、同じ塩が、
美味しくなったり、
まずくなったりするのです。


では、何によって、
塩が美味しくなったり
まずくなったりするかというと、
料理人の腕によります。

料理人の腕次第で、
塩が美味しくなったり
まずくなったりするのです。

塩だけでなく、
他の料理の食材でも同じです。

最高級の食材を使っていても、
腕のない人が作ったら美味しくない料理になってしまいますし、
どこにでも売っている平凡な食材でも
最高の料理人が使えば美味しい料理ができあがります。


これは人生にも同じことが言えます。
お金や科学技術など、
人生を幸せにする材料はたくさんあります。

地位や名誉にしても、家や車、
土地などの財産にしても、
恋人や家族にしてもそうです。

現代は、人生を幸せにする材料には事欠かないのですが、
それを料理する腕がないと、
どんなにお金があっても、
科学が進歩しても、
満たされない、不安な人生になってしまうのです。

みんなお金を稼いだり、
能力や美容の向上に力を注いだり、
色々な経験を積んだり、
材料集めにやっきになっていますが、
幸せになるためには、
腕を磨くことが、より重要です。

お金や物にあふれていても、
幸せになれない原因を
よく知らなければなりません。

それを3月15日発売の新刊
『不安が消えるたったひとつの方法』
https://www.amazon.co.jp/dp/4046021470/
に書いてあります。

人生を幸せにする材料を生かす
重要ポイントが分かりますので、
ぜひ読んでみてください。

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■編集後記
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3月21日午後、
東京都内で行う出版記念セミナーは、
本に書いてある、
お金、地位、名誉、人間関係などの幸せの素材を生かす
たったひとつのポイントをより詳しくお話しします。

それらの色々な幸せの材料がありながら、
幸せになるのを邪魔している心があるのですが、
それさえなくなれば、
それらの幸せの材料が本当に楽しめるようになります。

お金や財産、地位、名誉、人間関係など
あっても喜べますし、
なくても喜べますから、
有ってよし、
無くてよしの幸せになれます。

そうなれば、
「人間に生まれてよかった」
という生命の歓喜が起きて、
今までどんなに苦労してきたとしても、
すべてはこの幸せになるためだったとハッキリしますから、
後悔は何一つなくなります。

いつ死んでも悔いなしという
生きてよし、死んでよしの
絶対の幸福です。

それについて分かりやすくお話しするのですが、
今回はビデオ受講はないので、
会場でお会いしましょう。


本も、初版本はそんなにたくさん
作っているわけではないようなので、
すぐなくなります。
今のうちから予約しておいてください。

『不安が消えるたったひとつの方法』
https://www.amazon.co.jp/dp/4046021470/
(地元の書店で予約して頂くと、地域が活性化しますし、
 アマゾンよりなおいいです)

それではお体くれぐれも大切になさってくださいませ。


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発行:長南瑞生(中村僚)
生きる意味は仏教に学びなさい
日本仏教アソシエーション株式会社
URL : http://japan-buddhism.co.jp
Email : support@all.buddhism.ne.jp
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