【進化論】「あいつは無能」という評価を下す者こそ、構造を読み取れない真の無能

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令和3年11月29日 平成進化論 6653号

■「あいつは無能」という評価を下す者こそ、
　構造を読み取れない真の無能

　有限会社セカンドステージ代表取締役
　株式会社ことば未来研究所代表取締役

　　　　　鮒谷周史（ふなたにしゅうじ）

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本メールマガジン（平成進化論）は、

複数の会社を経営し、IT、人材、環境、飲食、
ホテル、海外事業など20社以上のベンチャー企業に
出資する投資家としても活動する筆者が、

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骨太かつ卓越した＜本物の教育サービス＞を
通して「変容の喜び」を提供し続ける
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ことを目的とし、

6600日以上に渡って毎日お届けしている、
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熟読するも読み流すも、
自由な形でご活用下さい。

★鮒谷周史プロフィール
http://www.2nd-stage.jp/profile/


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＜鮒谷の活動ダイジェスト＞

■伏線回収！

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■こんばんは、鮒谷です。


　過去に張ってきた伏線が、ここにきて
　バンバン回収されつつあります。

　永の眠りから覚醒し、年末から年明け以降、
　本格的に人生が変わり始める予感。



■それでは、

　「今日のピークパフォーマンス方程式」

　（ビジネスにおいて、
　　最高の結果を発揮するための方程式）

　をどうぞ。


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＜今日のピークパフォーマンス方程式＞

■「あいつは無能」という評価を下す者こそ、
　構造を読み取れない真の無能

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■水を得た魚、という言葉がありますね。
　
　
　『日本語表現辞典』をひもとくと
　　
　「自分に合った環境や、
　　自分の得意な状況などになって、

　　生き生きとしているさま、
　　よく活躍している様子、

　　などを形容する表現。

　　『水を得た魚のよう』などと言う。
　　兎の登り坂。」
　　

　と説明されています。



■できることならば、そんな場所に居て、
　圧倒的なパフォーマンスを発揮したいもの。


　ただ、そんな魚も地面に転がされたら、
　為す術がありません。まな板の上の鯉、状態。
　　　


■このたとえを違う比喩で表すなら
　
　「鍵と鍵穴」

　ともいえそうです。

　「鍵（自分）」が、
　適合する「鍵穴（環境）」に挿し込まれたら、

　明るい未来につながる扉が
　ガチャッと開く、

　そんなイメージ。



■しかし、

　鍵穴に鍵がマッチしていなければ
　何度、鍵を突っ込んところで、

　期待する結果（扉が開く）ことは
　金輪際、ありません。

　なんなら鍵が壊れてしまうことだって
　あるかもです。


　ベンガル虎はインドにいるから強いし、
　北極熊は北極にいるから無敵です。

　両者を逆の場所に連れいていったら
　「最弱」となるに決まっています。
　

　
■こうした例からもお分かりの通り、

　ある専門においてズバ抜けた結果を
　出せる優秀さを持っていても、

　適性のない仕事に従事していては
　同様の成果を出せるとは限りません。
　


■このことを理解した上で、

　ヤドカリのように、
　いつか最高のパフォーマンスを発揮できる
　場所に移り住むために、

　以下の三段階を歩むとよいかもしれません。



■まずは一番目。


　【１、環境に自分を合わせる努力を】


　これは、たとえば新入社員時代や
　異動直後についての心がけ。


　新入社員は原則として、

　入社した会社や配属されたチームの上司や
　仕事内容や文化に合わせるしかありません。

　つまり「鍵穴（配属）」に合わせて
　「鍵（自分）」を加工＝矯正、

　することになります。
　

　
■ほんの少し削るだけで適合するようであれば
　悪くありませんが、

　そもそも鍵の構造がまるで違い、

　昔ながらの鍵穴
　（ギザギザの鍵に適合する鍵穴）に

　ディンプルキー
　（小さな窪みがたくさんついた鍵に適合する鍵穴）

　を繰り返し突っ込む、
　みたいなことがあったら不幸ですね。



■そこでいくら頑張っても、扉が開かれる日が
　訪れることは永遠にありません。

　そのうち、鍵が折れてしまうかもしれません。
　　　
　そんな現実に気づいてしまった人は
　次のステップに移行いたしましょう。
　

　【２、自分に適合する環境を求めよう】
　

　これは「鍵（自分）」に合う
　「鍵穴（職場や仕事）」を探そう、

　ということ。

　職場とのミスマッチがあると感じたら
　異動願いを出したり、

　自分の能力が発揮できそうな
　プロジェクトを自らが起案し、承認を求め、
　それが叶わなければ転職。


　あるいは、

　まずは小さく、空き時間を
　用いての副業、プロボノ活動、

　などが該当しそうです。
　　


■こうした取り組みの末、

　やがて鍵（自分）に対応する鍵穴（環境）が
　見つかれば、それでいいのですが、

　試行錯誤を繰り返しても、
　今ひとつ、進展がなさそうであれば、

　さらに次のステップへ。
　
　
　【３、自分に適合する環境を自ら作り出そう】
　　　
　さんざん探してみても自分の価値観、強み、
　やり方に見合った仕事が見つからないのなら、

　自分で作るしかありません。
　


■ここに至っていよいよ

　「鍵（自分）に合う鍵穴（仕事）を作ろう」

　ということになるでしょう。


　私（鮒谷）自身、

　まさにこのプロセスを経て、
　適材適所の真逆

　「適材でない人物が、
　　適当でない場所にいる」

　そんな地獄から生還を果たしました。
　　


■環境に自分の能力が合わないことほど
　辛いことはありません。

　環境に適合していない、
　ただそれだけの理由で、

　周囲から「お前は無能である」と
　レッテル貼りをされると、

　ますます「そうなのかな」と
　他者から与えられた認識を強化してしまいます。
　　


■こうして

　（特に未だ世の中の広さを知らない
　　駆け出し時代においては）

　自分自身に対して根拠もないのに
　「無能」の評価が下されることが往々にしてあり、

　その自己評価が一生を決定づけることすら
　あるわけだから恐ろしい。

　本当は単に「たまたま、今の」環境や仕事に
　適性がなかっただけであるにもかかわらず。
　　　


■ちなみに私（鮒谷）にとって、

　会社員という立場は、徹頭徹尾、一から十まで、
　向いてませんでした。

　職種そのものもそうですが、

　それ以前に、会社づとめという環境に
　まったく適合しなかっただけということが、

　今となってはよく分かります。
　
　

■そんな会社組織という「鍵穴」に、

　自分という「鍵」を突っ込んでみた
　ところで合うはずもなく、

　それは土台、無理な挑戦でありました。
　


■鍵穴に合わせようと自分を
　加工、矯正しようとすればするほど、

　自尊心やら自信やらが削り取られて、
　どんどん自分が小さくなっていく。

　こんなことを繰り返している間に
　鍵（自分）そのものがなくなっちゃうよ！

　というのが私（鮒谷）が
　起業を志向するようになった、

　事始めでありました。
　


■とはいえ、

　もちろんいきなり起業なんてできませんから、
　副業から開始。

　つまり自分という鍵に合う
　鍵穴（向いているビジネス）を探し始めたのです。
　


■そんな過程を経て、

　なんとなく自分に合う鍵穴（環境）の
　タイプまでは理解できるようになりましたが、

　いまいち、しっくりこない。
　完全にハマり切らない。


　こうしていよいよ、

　自分で鍵穴（自分のビジネス）を
　作り始めるようになりました。
　
　

■長年の試行錯誤はありましたが、
　最終的には

　「自然体で（ありのままの自分で）、
　　好きなことを機嫌よくやっているだけで、

　　最高のパフォーマンスを発揮できるし、
　　経済的にもそれなりに回る場所」

　を生み出せました。
　

　
■その場所は自分がやりたいと思っている
　仕事（道楽）に打ち興じているだけで、

　すなわち、努力を努力と感じることは
　一切ないのに高いパフォーマンスを発揮でき、


　同時に、多くの人にとっては努力しても、

　私と同じようにはパフォーマンスを
　発揮できない世界でもありました。
　


■いうまでもありませんが、

　これはなにも私（鮒谷）が優秀であることを
　意味しているのではありません（当たり前）。
　

　世の中に何千、何万どころではなく
　存在する職業、役割の中で、

　私が呼吸するようにできることで
　あるにもかかわらず、

　他の人にとってはそれが努力であり、
　苦労であり、苦行となる、

　そんな世界を作り出せただけの話。
　


■逆に言えば、

　別のある人にとって最適な環境（職業、役割）に
　私が身を置けば、

　その瞬間から、偏差値30未満の成果しか
　出せなくなるのも当然のこと。
　

　だから自分が優秀だとか優秀でないとか
　考えるのはほとんど意味がありません。



■ただ適材適所、すなわち

　「ある環境において優秀な人は、
　　別の環境においてはまるで無能になる」

　という現実があるのみ。
　
　
　ネットや書籍、講演、セミナー等で
　大層な話を語っている人も、


　たまたま、あるいは狙って、

　そんな語りを行えるくらいには結果を出せる
　場所に居合わせられただけのこと。

　ぶっちゃけ、その人の優秀さとは
　なんの関係もない話。
　


■いまだ

　「所を得ていない人」

　は、

　そんな人と自分を比較して、卑下したり、
　落ち込む必要はありません。

　まだ「鍵穴が見つかっていない」
　あるいは「鍵穴を作れていない」、

　だけの話なのですから。


　
■その人はけして

　「（自分とは違う）優秀な人」

　ではなく

　「（自分よりも先に）適合する環境を
　　見つけられただけの人」

　と解釈すべきです。
　

　
■こうした構造、カラクリを
　理解できるくらいには。

　俯瞰して世界を眺める視点を
　持っておきたいもの。


　ここまでに記してきたような
　認識を持つところから、

　元気や、やる気が湧いてくるものです。
　


■無能（かもしれないと思っていた）
　自分自身を鼓舞するために、

　あれこれ思索を重ねて
　こうした結論に至りましたが、

　今となっては、一定の真実性が
　あるのではないかと確信しています。


　「いるべき場所にいない」ことで苦しんでいる人、
　思われている以上に多いと思うんですよね、、

　

　
■「適材適所」を実現させるための
　最短距離を進みたいと願う方であれば、

　以下の勉強会は
　万難を排して参加すべき、

　と強調しておきます。


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　　革命的変化を約束する

　　「エフェクチュエーション」

　　という思考＆行動様式を
　　学ぶ勉強会】


　【開催日時】

　12月11日（土）13:30〜19:00

　13:30-18:00頃 吉田満梨先生
　18:00頃-19:00 鮒谷周史

　※終了時間はおおよその目安であり
　　若干前後する可能性があります。
　　予めご了承ください。


　【場所】

　オンライン（Zoom）にて
　（ZoomのURLはお申込み頂いた方のみに
　　直接、ご連絡いたします）


　【講師】

　▼神戸大学大学院 経営学研究科
　　准教授 吉田満梨先生

　▼鮒谷周史


　【参加費】

　15,000円（税抜）


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┃【今日のピークパフォーマンス方程式】　　　┃
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┃　■「あいつは無能」という評価を下す人こそ┃
┃　　構造を読み取れない真の無能。　　　　　┃
┃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃
┃　■どこにいっても有能という者はなく、　　┃
┃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃
┃　　ある特定の場所において有能な者と　　　┃
┃　　無能な者がある、　　　　　　　　　　　┃
┃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃
┃　　というだけの話。　　　　　　　　　　　┃
┃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃
┃　■適材が適所に置かれれば有能になるし、　┃
┃　　逆になると無能になる。　　　　　　　　┃
┃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃
┃　■自分自身を有能状態に置き続けられる　　┃
┃　　環境をこそ探すべし、　　　　　　　　　┃
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┃　　なければすぐに作るべし、　　　　　　　┃
┃　　ということである。　　　　　　　　　　┃
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