2020年3月28日土曜日

中村の暗黒時代vol.1

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ブレイブアントレプレナー 2020年3月28日号

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【近況報告】


こんにちは、中村です。

今日はトゥインクルスター養成講座を

ZOOMで開講していました。



みんな過去と向き合いながら、

順調に進んでおります。



過去の自分に○印をつけることができるなら、

未来は明るいです。



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FROM:教えないコンサルタント 中村 仁

    大阪の自宅より・・・



昨日、<暗黒時代>の中にこそ、

黄金時代の金脈が眠っているかもしれない、、、、。



そんな趣旨の話をしました。

私にも暗黒時代がたくさんあります。



当時抱えていた怒りや絶望について書くのは

嫌なものです。



当時の気持ちが蘇るから。



でも、今暗黒時代と向き合っている人がいるなら、

少しは語る意味があるかもしれません。



私は18歳でプロサッカー選手に

なることを断念しています。以後、独立・起業した32歳前後までが

暗黒の15年です。



18歳から20歳まで

大学受験時代が第1期となります。



高校3年生の9月に

部活を引退して大学受験に挑戦する

ことに決めました。



と言っても、

周りが受けるから自分も受験するという

程度の軽い理由です。



当然、大して勉強しなかったし、

受験直前もラジオを聴きながら机に向かっていた

くらいです。



結果は0勝5敗(同じ大学の違う学部)



大学受験の受験料が

安くないことを初めて知りました。



1学部受けるだけで、

35,000円も受験料がかかりましたから。



スムーズに1浪目に突入!



今振り返ると、

「浪人生」という外部から縛りにない身分になることができて、

まだまだ余裕があったのでしょう。



「予備校行ったら?」



母は協力的でした。



しかし、人見知りの私は、

家庭教師を2人も雇うという選択をして

1浪目を過ごすことになります。



本気度が足りないためか、

勉強が全く進まない。



勉強の間にたくさんアニメを見てました。汗!



勉強していないにも関わらず、

プライドだけは高いんです。



「狙うは、関西の私大である関関同立だ」



春、夏、秋と過ぎて、

冬になっても模試の成績はずっとE判定の定位置。



「うーん、、、」



焦りはあったものの、

地力がないから勉強しても目に見える成果に

繋がらないんですね。



冬あたりから予備校にも

通い始めたものの、成績は変わらない。



帰りの電車で、

模擬試験の成績を眺め愕然としたことを

覚えています。



はたらけど

はたらけど猶わが生活楽にならざり

ぢっと手を見る


石川啄木『一握の砂』



啄木の気持ちがわかるような気も。



転機を迎えたのは、

年が明けて1月15日頃のことのことです。



予備校帰りに、

自宅近くで高校の同級生にばったり

出くわしたのです。



同級生:「お前何やってんの?」



相手は、現役で大学に受かっていました。



私:「予備校。浪人したからさ」



同級生:「うわ!だっさ。」



何がダサいんだ。



行きたいところに行くために

予備校で勉強して何が悪いと思ったものの、、、



「あれ?俺、何のために大学行くんだっけ?」



初めて現実と直面化しました。



バカにされた悔しさで一杯。

この日から試験まで残り約1ヶ月あまり。



とにかく勉強して勉強して、

徹底的に頑張りました。



1日に10時間以上勉強したと思います。



ここで合格すれば、

よくある合格体験記に掲載されるような

成功ストーリーですよね?



残念ながら、現実は甘くありません。

受験大学の全てに不合格。



禁断の2浪目に突入するわけです。



経験ある人はわかると思いますが、

2浪目になると、肩身の狭さが段違いです。汗!



父親:「お前、まだ家にいるのか?」



毎日小言を言われて喧嘩です。汗!



また、外でも気を使いました。



予備校で友達でも作ろうものなら、

年齢で2浪がばれちゃうので、

1年通して1人で行動することに。



お昼になるとすぐに

なんばウォークへ出かけて行って、

英国屋の500円カレーを食べる毎日。



予備校費用や受験費用を

稼がないといけないので、



週に3回天王寺のマネケンで

ワッフル焼いてお金も稼いでいました。



しかし、努力の甲斐なく、

冬になっても判定はC。



予備校の三者面談でも先生に心配される始末。



先生:「もっと確実なところを受けたらどうだ?」



先生にもバイト先でも、

見栄っ張りでプライドが高かった私はこう言い放ちました。



「早稲田の法学部受けます」(ちなみに、早稲田はE判定)

結局、記念受験で落ちてます。



当時は人に弱みを見せられなくて、

しかも、孤独でした。



勉強しても勉強しても成果が上がらないのに、

人にも相談できない。



合否に対する不安以上に、

自分という人間に対する期待値がどんどん

下がってくるわけです。



「俺、バカなのか?」



この当時、現代文の成績で偏差値32を取っています。



今セールスライティングのスキルひとつで

数千万単位の売上を上げるのが常であることを考えると、

下手の横好きも形にはなっています。



今だったら鷹揚に構えていられますが、

2浪目の直前期は精神的に限界がきていました。



なんとか受験日まで持ちこたえ、

第一志望の学部の試験日で幸運が舞い込んだのです。



なんと事前に見ていた問題が

そのまま出ました。

(的中というやつです)



「行けたー。きたー」

(カイジのEカードで見せる利根川の心の声並です)



ウキウキで答えを書いたところ、

なんと不合格でした。



どうやら、「当てはまらないものを選びなさい」を読み違えて、

「当てはまるもの」を書いてしまったようです。



おそらくこの5点で落ちました。汗!

それでも自宅に帰って信じていました。



郵便局員が合格書を

ポストに入れてくれるのを。



合格ならポストに大きな荷物が、

不合格ならはがき一枚です。

(不合格の味を知っている者にしかわからんでしょう)



もうね。


現役、一浪目の経験から、

「コツン!」という音だけで合否を聞き分けられる

耳が育っていましてね。



やっぱり不合格でした。

というか、合格するまで合格通知の音を知りません。



すでに0勝13敗。



もうね。頭から布団かぶって、

ベットで突っ伏して寝るしかなかったのです。



その時、ラジオから

ある曲が流れてきました。



「バーゲンズ」のジンセイです。


今でも鮮明に覚えています。


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いいひとだから 損もするけど

それでもあなたがスキよ 正直者だから


ジンセイ まだまだこれからさ 忍耐よ 努力よ(そうさ)

その調子 すでに世界は あなたの手の中よ


以下略。

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頭の中では夜までヘビーローテーションでした。



悔しさにどっぷりと沈潜し

味わい尽くした

人生最初の出来事だったかもしれません。



当日夜、父親に報告したときの

父親の私を見る目は今だに忘れません。汗!



2日後、母校の合格通知が届きました。

合格の音は、「コツン!」ではないんです。



必要な書類が入っているから、

「バサッ!」と音がするんですよ。汗!



不思議なものですね。



合格した第二志望の学校は、

道に迷い遅刻しそうになってハアハア言いながら

取り組んだ試験でした。



何はともあれ、

3年に渡る私の暗黒時代vol.1が終わりました。



手に入れたものは何だったのか?



「勉強する癖がついたこと」

「諦めの悪さ」

「自分の身の程を知ったこと」



くらいでしょうか。



合格したことより、

本気で取り組んでも不合格だったときの

記憶の方が鮮明に残っています。



あそこまで暗黒時代に

浸り耐え抜いた経験は貴重なものだったなと

今思います。



父親:「どうやった?」


私:「受かったよ。まぁ、第二志望だけど」



素っ気ない報告。



でも、自分の部屋に戻ったら

腕でガッツポーズしながら表情は安堵感いっぱいで

不思議な気持ちでした。



まぁ、高望みしなけりゃ、

人生なんとか生きていくことはできるよ。



大学受験で知ったはずの身の程を忘れ、

さらに苦労に苦労を重ねるチャレンジをしたのは、

また別のお話。




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